小郡の家/平屋の大屋根
風水を守りたい。そんな施主様の要望からスタートした。
本質的な風水とは、気持ちよく風が抜け、暖かな日の射し込む空間構成を考えることだと考え、気象庁が発行する統計と風水思想とをハイブリットさせた結果、ちいさな部屋を東西に振り分け、通り土間(ホール)のようにおおきな部屋を南北に通した。
これによって、風水的思想によって小部屋の入れ替えが起きても、おおきな部屋が土地に根ざした環境を生かし続けることができる。玄関から南の庭まで風が抜け、中間期には開け放っても気持ちのよい、公園のような環境をめざした。